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安全な食品

食品偽装の根本問題

ここ数年、食品のあらゆるものに対して、偽装という悪質な方法によって
隠蔽(いんぺい)を行っていた事実が明るみになっています。
食品の安全の崩壊は、この偽装が何よりも表しています。
偽装された食品の安全など、「ない」に等しいのです。

この偽装というのは、なぜ起きてしまうのでしょう。
答えはいくつか存在しているかと思います。

食品製造会社にとって、一番重要なのは、他の会社との競争です。
食品は、すべての人間にとって例外なく必要なもの。
調理したものか素材かの違いはありますが、食品を購入しない家庭はまずないでしょう。
つまり、食品とは決して需要が途切れることのないものと言えます。

それが何を意味するかというと、「独占的な商売はできない」、ということです。
そして同時に、多種にわたるライバル関係が生まれるともいえます!
例えば、スーパーの食品売り場と、お弁当屋さんと、ファミリーレストラン。
これらは直接的な対立関係が生まれるというわけではないものの、食品を提供するという点で一致している以上、
競争原理が生まれてしまいます。簡単に言えば、需要の争奪戦ということになるのです。

この争奪戦に勝つには、どうすれば良いのでしょう。
答えは簡単です。ニーズに答えられる商品を出す!

では、ニーズとはどのようなものなのでしょう。
一般家庭のニーズは、基本的には一致しています。そうです、安いものです。
味よりも何よりも、コストを重要視する家庭が一番多いのです。
ここに、食品の安全を無視した偽装の根源があると言っていいでしょう。